来年もまた会えると言って
手を振った岸辺
夕日が燃えて紅葉が焼け落ちる
そんな夢を見てふと振り返る

涙の色まで緋色
小指の先まで銀色
君の声が届くまで
ひらりはためかせた
私の袖が紅に溶けてく夜(ゆうべ)



約束はもうしないでと泣いて
君の手をほどいた日
落ちていく最初の雪を見つけて
後悔で細い腕抱きしめてまた

涙の色まで水色
唇の色なら朱色
君の声をさえぎって
ゆらり舞い上がった
私の髪が白に溶けてく朝(あした)


果たせない約束
祈らない賢者
覚悟だけを思い出にして
羽ばたいていく銀の鱗
望むことは愚か
繰り返す氷雪(ひょうせつ)
でも恋したことはなぜか
羽ばたいていく金の水面

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

竜田姫

秋冬向けをイメージしました

閲覧数:142

投稿日:2008/10/06 17:18:15

文字数:299文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました