彼女が見つめる先
そこには、一輪の花
俺にはその花の名前が分からない
でも、彼女が嬉しそうにその花を見つめていると
何故だが俺も、つられてその花を見ていてしまう


晴天のある日、雨上がりの為か空に浮かぶ雲は微塵も無く
ただサンサンっと輝く太陽が、見上げた先に見える
その日も彼女はその花を見つめて居た
彼女の鞄が、草や地面に残る雫に濡れようとも
彼女はじっと屈みこみ、一心にただ一輪だけを見つめる
「なにが面白いんだい?」
と、俺は彼女に言った
だが、聞こえたはずなのに、聞こえる様に言ったつもりなのに
彼女は振り向かずただ頷いた
俺は何となく、寂しさっとでも言うのか
無視されたっというちょっとした心の靄が俺を動かす
屈み込む彼女の目の前に立ち、俺も屈みこみ彼女の瞳を見る
「面白いのか?」
僅かに口角をつり上げ、彼女に改めて聞いてみた
彼女は一旦花から目を逸らし、俺を見るが
またすぐ、花を見つめ始めた
「おい、、?無視か?」
すると、彼女は五月蝿いと言わんばかりに一言
「邪魔」っと呟いく
俺はそれを聞いて、若干顔をしかめると立ち上がり一息つく
「お前、いつも花を見てるけど、何の為に??」
彼女が顔を上げる
それに多少ながら驚いた俺は
僅かに退き何故だか分からない警戒をしてしまう
「綺麗だから」
彼女の簡潔で、たった一言の答え
だが、その言葉に俺は微かに心が揺らぐのが分かった
あれだけ無口に真剣な眼差しで毎日見ていた彼女を、通りすがりざまに見たからなのか
それとも単純に彼女に好意を抱いているのか分からないが
その一言、俺はそこに微かでほんの微量な切ない思いを感じることが出来た
「でも、その花……どこにでも生えてるよな」
そうだ、この花は確かに何処にでも生えている
事実、通りすがる際、俺はこの花を何度も目にした
すると彼女は満面の笑みで答える
「この花が良いから!!」

彼女がこの花に惹かれた理由は分からない、分かろうとしない
でも、たった一つ感じる物があった
「こんなのも、運命なのかな」っと
もし、これが運命としたら、世界中にはたった1人の為に
幾億の運命が用意されているだろう
それの出会いが偶然でも必然でも……
しかし
数じゃない……
自分がどれだけ、その運命に惹かれるか、なのだ



そして、彼女は今日もその「運命の一輪の花」を見つめているのであった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

彼女が見つめる花

今回で4回目の投稿、テキストでは3回目の投稿になると思います
いやぁ、、、本当に最近長編を書こうと思っているのですがね……
ですがね……駄目だ何も思い浮かばん
それに、長編だと人に見せられない程悲惨で散乱した文章になってしまうので……

レンが好きとかいっておきながら、まったくVOCALOID関係を投稿できていない睦月です……
はぁ。。中間テストの国語の時に、テスト終わって張り切って
「よっし!テスト終わったら長編書いてやんょ!!!」
っと言っていたのにも関わらず……
もう、、駄目だ
(英語とか、意味不明ですた……41点って……受験生の取る点数かよ……)

さて、今回は投稿上、初めての会話ですねww←そっちかい!?
この話は、PCの前でぼんやりしていたら、「一輪の花」ってワードが浮かんだので
調子に乗って描いてしまいました

自分の駄作を読んで頂いている皆様には感謝しています!
これからも頑張って書いて行きたいので、宜しくお願いしますね
では( ^ω^)

閲覧数:139

投稿日:2009/06/03 20:47:10

文字数:991文字

カテゴリ:小説

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