熱い、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い



 “暑い”じゃないの、熱い、なの。だって、だって、








 ほら、見てよ。此処は、こんなに、こんなに、















 地獄の様に炎が燃え上がり、周りの建物や木々、人々は黒焦げているでしょ?













 熱い、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い痛い痛い痛い痛い痛い痛い







 何かが空から落ちてきた。それから、それから、街は、炎で、人で、何かの燃えカスで、満ちていく。満ちていく。







 何かは光をパァッと撒き散らした。それから、それから、街は地獄になった。なってしまった。



























 今まで、ほんの少し前まで普通の街だったのに、それが全て、皆みんな、なくなってしまった。















 足が痛い。手が痛い。頭が痛い。身体中が痛い。何処も彼処も傷だらけ。血塗れ。服も血と、爆風の運んだ埃で汚れている。私だけじゃない。まだ私はマシな方だ。だって、だって、





















 街には、沢山の、沢山の、全身黒焦げになってしまった人達が一杯、一杯、いぃっぱい、いるんだから。





















 生きてたんだ。皆、生きてたんだよ? 今だって生きている。でも、もう、殆ど死んでるような、皮だって黒く焼け爛れて、ずる剥けてて、赤い皮膚の下が見えてて、それでも、生きてるんだよ? 生きようとしてるんだよ?



















 ねぇ、何でこんな目に私達は遭わなくちゃいけなかったのかな? こんな事をしなくちゃ、戦争は無くならなかったの? 私達がどれだけ傷付いても、どれだけ嘆き悲しんでも、偉い人達は分かってくれない。分かろうともしないの。





























 ねぇ、お願い。私の我儘、聞いてくれる? どうか、どうか、この事を忘れないで。悲劇を二度と繰り返さないで。こんな目に遭うのは、私達だけで、充分だから。だから、ね? お願い。
























 

















 戦争の事を、原爆の事を、忘れないで下さい。戦争は何も生み出しはしないから。唯、悲しみだけ生み出すものだから・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

忘れないで

今日は広島に原爆が堕とされた日なので。堕とされた、の漢字が違うけど個人的に此方の字の方が好きなので。

適当に思った事書き綴ってたら何だか訳分かんない文になってしまった・・・。こんなので良いのだろうか・・・。

後、書けたら長崎のと終戦時のも書きたいなぁ・・・。書けるかなぁ・・・。

それでは、読んで頂き有難う御座いました!

閲覧数:269

投稿日:2010/08/06 15:32:40

文字数:1,004文字

カテゴリ:小説

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