巨大なコンクリートの塊と共に空へと飛び上がる俺の身体。
なるべく奴の攻撃が始まる前に、これを奴のドタマの上に落下させてやる。
戦車は反対車線側から攻撃してくる軍か警察の連中と交戦していた。その上から俺は岩石(コンクリート)を放り投げた。
「食らえ!岩石落とし!」
AIがパニックを起こすというのは無いとは思う。けども俺にはその戦車が地上からも上空からも挟み撃ちになっているという状況で、パニック状態になっているのが解った。奴は自分に近いほうを攻撃する。
ミサイルに貫通弾、機関砲を出来る攻撃をコンクリートに向かって撃ちまくっている。どんどん削れていくコンクリート。俺はそのコンクリートの落下に合わせて背後にぴったりとくっつい飛んだ。目の前でコンクリートが砕け散って戦車が見える。俺に向かって機関砲が弾を撃ちまくる。だが俺のバリアが展開されて、機関砲程度の弾ならガンガン俺の正面で食い止められている。もう装填が間に合っていないからか砲弾は飛んでこない。いや、この距離で撃てば自身に被害が出るからか?
「キミカ・インパクトォォォ!!!」
俺は刀を一気に振り下ろした。
刀の長さでは考えられないほどの長い切断面が戦車と道路に残る。無様な巨大な鉄の塊は俺の目の前で道路と共に真っ二つになった。
「ふっ…またつまらぬものを切ってしまった」
俺は胸の前で指で四角を作りマイクロブラックホールを発生させると、それに持っていた刀を突っ込んで収納した。
『ふひひ!やったのかい?!』
『おうよ!』
『すごい!後でテレビに録画してあるのを見るぉ!』
『え?録画?』
『多分マスコミも捉えてると思うからね!』
『えっと、これどうやって帰ればいいの?なんか軍の奴らが俺を敵と思って撃ちそうな気配なんだけど』
『逃げてきて!』
「ちっ…ヒーローってのは辛いぜ」
俺は精一杯に地面を両手で叩いた。
盛り上がる道路。砂埃と共に。
機関砲の一斉掃射が聞こえた。
まぁせいぜい道路に向かって撃ってくれ。
3 キミカ参上 4
http://d.hatena.ne.jp/ciima/ なんかこの辺りから主人公の男臭い台詞吐くのがちょっと個人的に嫌だったりし始めたんですよね~
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