きっといつの日か
わたしは雑踏に紛れ
誰にも判らなくなるでしょう
どうか捜したりしないでね
手紙なんかも捨ててしまって
愛の科白も忘れてしまって

冷たい土に呼ばれたら
この体 其処に溶かして
熱い炎に揺らされた
あなたを脳に 焼き付ける

その時までわたし あなたを繋ぐわ

あなたが泣くときわたしは雫へと
あなたが散るときわたしは地面へと
静かに姿を変えて そっとずっと触れていたい
そしてあなたが笑う頃には
わたしはやさしい温度を作り
惜しむことなくあなたを抱こう


きっといつの日か
わたしは雑踏に紛れ
あなたの場所から消えるでしょう
どうかそんな人もいたね、と
笑い話に変えてしまって
今日の誓いも忘れてしまって

冷たい土に溶け込めば
この小指 すぐ裏切って
熱い炎が弱まれば
わたしを嘘に したらいい

ただ名前ひとつ 残してくれたら

あなたが夜ならわたしは月になる
あなたが花ならわたしは水になる
刺すような痛みでさえ 愛おしいと感じる午後
だけどあなたが厭と云うなら
わたしはやさしいその腕でさえ
惜しむことなく離すのだろう


勿論これは単なる 退屈なたとえ話よ
だけどお願い 憶えていてね
わたしがあなたを愛したことを
確かに指を結んだことを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

遺書

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投稿日:2010/12/10 18:45:02

文字数:534文字

カテゴリ:歌詞

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