かぼちゃを下さい名義で歌詞を書かせていただいている者です。 ご依頼・ご相談などございましたらお気軽にどうぞ。 マイリスト http://www.nicovideo.jp/mylist/21354316 メール tetra_pod_1224×yahoo.co.jp(×→半角アットマーク) 旧作 http://piapro.jp/t/loey
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あの子は靴を鳴らした
春は嵐の最中
途端に退屈は失せた
泡のように失せた
神様のお気に入りは
孤独なのだと言った
盲いた眼が幾つも
幾つも影を縫い付けて
間に合わせの然様ならだと知っていました
ねえ叶うのならもう一度誰かのために歌ってよ...01.23
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青い林檎についた君の丸い歯型
かわいいねって言うと困ったように笑った
明るい夜に吐いた丸裸の嘘は
暴かれるのを待って人知れず死んでいった
あの日失くした鍵だけど
もう気にしてくれなくていいよ
夕陽に染まるがらんどうの車両で
世界を救う夢を見た
切符を拾う夢を見た
君の腕の中で甘く微睡む夢を見た...水槽
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疑おうか?委ねようか?決断が出来ない
あなたは私の心臓を取り出すと、新品みたいにきれいに洗ってくれる
もうそのまま
汚れを知らずにいたいのに
揺蕩うのは三月
どうでもいいと口では捨てながら
随分だね
いつか朝が来たなら話をしよう
傲慢な慈愛に甘く包まれた茹だった午後
お願い、きょうはおやすみ...いつだって一握りの幸福が世界の全てだと思い込んでいる
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花柄の記憶が馨れば
白昼夢上ル嵐の夜更け
からからと鳴らした飴玉
噛み砕きながら夏になる
紫陽花は濡れそぼり
道すがら哲学に耽り
上手く尋ねた後悔を
螺旋の階段に喩えてみたり
あなたが似合うと云ったから
また今日もポニーテール揺らして...邂逅夢見ル小路にて
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あなたはやさしい
僕に野の花のにおいをくれる
あなたは恐ろしい
僕の心臓を溶かしてしまう
あなたは美しい
僕は息を飲みそれを見つめる
あなたは夢でいい
それでいい
僕はあなたを忘れたい
飛んでいきそうな文字と綴じて...未完成
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さよならメリー、夜が明ける
きみが笑えばぼくも笑う
世界の果てで日が暮れた
薄い瞼に極彩色
電車に揺られどこまでも
素敵なものを拾いに行く
パレットにはすべての絵の具
さよならメリー、夢に見るよ
沈んだ光はきれいですか?
ぼくはかわいいきみの羊...羊はメリーの夢を跳ねる
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こんなに凝り固まった舌の根じゃ
あなたのための言葉などつくり出せないよ
問い詰めないで もうそれ以上
揺らさないで
ねえ、
そんなに冷たくなった指先で
私の薄いぬくもりを過信するなんて
莫迦なことやめて もうこれ以上
触らないで
お願い...玄関口のエンプティ
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君は秘密を無視した
最後の光
僕は静寂を嫌った
窓を閉めた
言葉は大切なものだよ
いつかその先で腐ったとしても
音となって 君に届く
肌に沈んだ指の形を
もう忘れたんだろう
慈しんだら死んでしまうと...アダルト・アダルト
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明確な絶望もなく
あなたの子猫に寄り添った
そう わかっている
その国には行けないと
住居のつくりも違えば
秒針の進み方も違う
私の大切なアイロンのプラグも合わない
偏屈だらけの世界観
逃げ出して飛び込んだ洋館で
いつかの不幸を見た...花冠
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声のない宇宙であなたを探す
鍵盤を叩くエリーゼ
手招かれた先には何もない
生まれたときから知ってたけど
煤けた聖書のページを
もう誰もめくれないみたいに
灯るのが幻でも
あなたの腕を模す毛布ぐらいにはなるだろう
煌めいたモナリザの目
白磁の指先に傷を 今あげるから...画廊
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ふたしかなふしあわせのうえを
ずっとあるいてるんだよ
くちびるのぎりぎりでいつも
なみがゆらいでるんだよ
きみはなんにもしらない
ゆらゆらゆらゆら きりがない んだ
つきうさぎ クロールして
つみのないひとがどこかで ないたりして
ぼくは
むかしむかしのいたずらが...ハッピーエンドの怪獣
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白いガーゼ 消毒液 不格好な白衣
あなたのその狡いところ 決して嫌いじゃない
もうどうしようもない
わたしは わたしは 潔白です
分厚い窓 走るメロス 歴史の時間帯
あなたは今知っているの 青春はいかれない
最早為す術もない
記憶の向こうが 剥がれ落ちて
気持ち悪いな
不快な恋は 焼けるだけ...密告
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悲しい話をひとつしようか
さよならを言うつもりはないけど
宇宙の四隅を繋ぎ止めたら
切り取って天井に飾る予定さ
真夜中の海に抱かれて眠る
惑星を降りて逢いにいくため
絵画にするほど遠くないから
涙さえ零せずに音を立てた
博士号なんてなくたって
あの星の名前はきみと言う...プラネタリウムと青い惑星
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群青に瞑目の五秒間
昼下がりの少女模倣中
あの時落とした記憶の所為
染みの消えない制服
偶然に瞠目の五秒間
夜明け前の瞳擬装中
寄せては返す波のよう
夏が溶けたら行こう
水際投げたキス
御伽噺のスパイダー...ブルー・ブルー・ヘヴン
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救いなんて要らないから
抱きしめてほしい
次はちゃんと間違えないで
痕を付けてほしい
あなたに傷を残す為 伸ばした爪も
簡単に切り落とされたよ
ほんの数秒で
スカーレットは泣いている
スカーレットは泣いている
疲れた声で歌う...スカーレット
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煤けた約束を払う手は
きっと今でも変わりない癖に
傷んだ永遠を補うには
まだ足りないと瞑目する午後
瞼を捲れば蘇る 慈しむべき花壇をなぞって
あなたの不在を誤魔化せると思った
渇いた口実の貰い手は
ずっと全てを知っていた癖に
軋んだ静寂が疎ましくて
まだ気付かないふりをしたんだ...永遠に似た人