声のない宇宙であなたを探す
鍵盤を叩くエリーゼ
手招かれた先には何もない
生まれたときから知ってたけど

煤けた聖書のページを
もう誰もめくれないみたいに

灯るのが幻でも
あなたの腕を模す毛布ぐらいにはなるだろう
煌めいたモナリザの目
白磁の指先に傷を 今あげるから


盲目の少女が形を産んで
色と光を流し込む
手を伸ばしたところで届かない
美しいだけの星が落ちる

煤けたわたしの黒髪を
もうあなたが触れないように

揺蕩えば何處へ行くの
あなたの足も無くろくに廊下も歩けない
ささやいた天鵞絨から
零れたあの夜の温度 拾い集めて


煤けた聖書のページを
もう一度作り直せたなら

灯るのが幻でも
あなたの腕を模す毛布ぐらいにはなるだろう
煌めいたモナリザの目
白磁の指先に傷を 今あげるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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閲覧数:190

投稿日:2014/04/13 16:27:15

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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