群青に瞑目の五秒間
昼下がりの少女模倣中
あの時落とした記憶の所為
染みの消えない制服
偶然に瞠目の五秒間
夜明け前の瞳擬装中
寄せては返す波のよう
夏が溶けたら行こう
水際投げたキス
御伽噺のスパイダー
繰り返す悲劇だって
変わる気がしたの
息を止め沈黙の二秒間
愛しかけた獣追跡
約束交わす指と罪
忘れた頃に逢おう
甘美だった
過去に棲む景色 幾つも
目が眩んだ
笑うきみ、過る 何度も
今日まで
不思議で可愛い夢を見てたの
飽きもせず
わたしの呼吸操るひとに
預けた心臓はそのままで
さよなら
捧ぐは純なキス
完全じゃないグライダー
繰り返す悲劇だって
変わる気がしてた
いつだって盲目よ きみだけに
嗚咽漏らす少女落下中
泣いたら終わる条件を
忘れる前に行こう
甘美だった
きみに棲む心 幾つも
声を聴いた
三日月が滲む いまでも
今日まで
不思議で可愛い夢を見てたの
飽きもせず
わたしの体蝕むひとに
預けた心臓が愛だった
さよなら
次の御伽はどうか
ブルー・ブルー・ヘヴン
ムジカデリクさんの楽曲を拝聴して。
http://piapro.jp/t/3noF
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青い爪の音
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開けて、開けて、駆け下りた戸を
いくつ、いくつ、くり返し
どこへ、どこへ、続くのか
私の足は知らないの...テレイドスコープ(遠華鏡)
一色
錆びつく肢体を投げだして
昨夜、夢を見た
羽化する間際
泥々とした蒼
孤独で、それでも惹かれるのなら
賢しい想いだ
瑕疵だらけの涯てに 古びた肖像を砕け
酷薄に
流る命
残滓はあるべき形容...流命
さはら
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