夕涼み時、響く蝉時雨
鈴の風鳴る、空に薄月
伸びる影に思わず口滑る
あぁ、宵も冷めきってしまうんだ
心踊るわ、六時のサイレン
地平線間近の煌めき
振り向けば二重に連なる
あぁ、酔いも覚めきってしまうんだ

そろそろ頃合いだ
時間が少しだけ惜しい
誰かの記憶に遺る為
私は歌うから聞いてみて

「何千何万回だって言うよ、今日もありがとう。
夕景の様に不変な愛を届けたいから
見て?絢爛的思考で綴った 想いは爆ぜたので
夕景の様に不朽の愛で君を照らしてあげるから」

待ち惚け、黄昏の街
澄んだ瞳はまるで星空
影遊びいつの間にか消えた
あぁ、このまま花にでも成りたいな
心萌すわ、薄明な満月
不条理な浮世の夢を照らす
振り向けば二重に連なる
ねぇ、思い出なんて忘れて良いよ

私の歌だけ覚えていて

「寂しさばかりでも良いよ、どうか歌を聞いてね
夕景の様な不変な心を書いたから
見て?絢爛的思考で綴った 想いは爆ぜたので
星屑の様に散けた音で君を鳴らすよ」

愛を灯す様に陽は昇って
儚い魔法を見せてくれるの
生活彩度の限界を知って暮れた茜指す
今日は君が書いた物語(はなし)を読んだ
夕立ちみたいな文字列が綺麗
頬を下る雨が酷く冷たいからさ

そろそろ終わりだね
もう少しだけ聞いて欲しい
最後まで聞かずに何言うの?
私が歌うからそこに居て

「何千何万回だって言うよ、今日もありがとう。
夕景の様に沈まない愛がそこにあるよ」
見て?やだ。
夢物語でも良いよ、どうか歌を聞いてね
あの日の夕陽みたいに貴方を染めるから
ほら、絢爛的思考で綴った想いは爆ぜたので
空っぽの天秤に心を置いてそこで待っている

探してよ

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夕景 詩

Timeです。

閲覧数:26

投稿日:2023/03/19 01:05:47

文字数:705文字

カテゴリ:歌詞

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