瞼の裏に
住まう過去は
愛し人の影ばかり
手を伸ばせばほら
はらり ひらり 消えていく
朧月夜
夢巡(ゆめ)ぐりの庭で
あなたが愛した
華が 咲けば また会えるでしょう
毎夜 舞いて
思い巡らせ
神を模しましょう
この身朽ちるまで
毎夜 舞いて
月を侍(はべ)らせ
夜明けを待ちましょう
この身ひとつで
踊り踊り狂わせる
常世の隅に
置いた風は
懐かしき日の影法師
手を伸ばさずほら
どうぞ どうぞ おいきなさい
恐々と
手探りの先で
あなたが愛した
華の 色は まだ見えぬでしょう
毎夜 舞いて
思い巡らせ
神を宿しましょう
この身朽ちるまで
毎夜 舞いて
愛を侍(はべ)らせ
夜明けを待ちましょう
この身ひとつで
踊り踊り惑わせる
閉じた瞳
弾ける赤色
犯した罪の償い
愛し人よ
別れる事さえ
記憶に残らずとも
ほら
どうぞ どうぞ おいきなさい
巫女は
神を 降ろし 舞い続く
櫻 降りて
思い巡らせ
瞳濡らしても
この身朽ちるまで
毎夜 舞いて
月を侍(はべ)らせ
終わりを待ちましょう
私独りで
踊り踊り終わらせる
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