町のはずれにある桜並木に
一人の少女がふと立ち止まる
並木道抜けたその先に佇む
花のない桜がありました

その桜の体撫でて少女は笑う
「きっといつか花を咲かせましょう。
綺麗な桜の花」

花も名もない桜の木
誰の目にも止まらない
少女は花咲くその日信じて
今日もまたあの丘へ走る

町のはずれの並木道の先に
少女が一人桜の下に
寂しげな顔の少女はぽつりと
花のない桜に語りだす

「両親から許嫁の話を聞いた。
あなたにこうして会いに来れるのは、
もう明日が最後」

桜が散る並木道に
花びらと涙落ちる
悲しげな少女の背中を
ただ見送るは花のない桜

月が照らす並木道に
花嫁姿の少女
「またいつか会いに来るね」と
涙浮かぶ目に映る花

満月の夜空に浮かぶ
鮮やかな桜の花
少女の涙を拭う花弁
風に乗り夜空へと消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

名も無き桜(仮)

歌詞の概要
街から離れた場所にある桜の並木道。
その先の小高い丘の上に一本だけ生えている桜の木。
枝には葉も花もなく、まるで枯れているかのよう。
そんな桜の木を可哀想だと思った少女は桜の木に毎日
水をあげに通うようになる。しかし、そんなある日
隣町のお屋敷の子息と許嫁になることが決まり、街を
出ていくことになる少女、最後に綺麗な姿を桜の木に見せに
例の丘まで一人向かう。そこで見たのは夜空の下で
月に照らされ輝く満開の桜。桜は少女が笑ったのを見て
役目を終えたようにその枝から花を散らせる。

文字数に不安なところがございますので、
改変などはご自由にしていただいて構いません。
また、タイトルもあくまで仮につけているので
変更していただいてもいいです。

閲覧数:122

投稿日:2015/05/08 16:22:48

文字数:357文字

カテゴリ:歌詞

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