Verde(緑)の流れる草原と
Bianco(白)の雲は波の音を乗せ
僕はトマトのRosso(赤)を齧る
君を待つ岬で身を休ませて

豊かに降り注ぐ光の雫に
育てられた僕たち
葡萄を摘んだ籠を背負って
並んで歩いた道

街の水路に小舟浮かべて
水面に顔を映したね
揺れる君の笑顔に
ちょっと照れたりした

手を振って駆けてくる君を
岬のほとりでいつも待ってた

打ちうける波の雄々しさが
数多の星を作って煌めいて
君に差し出す黄色い花は
僕の心の声を彩ってくれる

針の散歩する文字盤が
刻む僕らの足跡
夜空を示した君の指が
撫でる銀の煌めき

空を踊る鳥のような
翼は欲しくないよ
この脚で大地を踏みしめ
君と寄り添えるから

僕の奏でるフルートの音が
君の唄声を包んで空へ贈る
果てしない水平線の向こうにも
満ち足りた幸せがありますように

Verde(緑)とBianco(白)とRosso(赤)の旗を掲げ
ワイングラスを傾けるこの地で
繋がれた2人の物語を
岬の草原が囁いている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Un capo italiano

イタリアの恋物語を書いてみました。

閲覧数:63

投稿日:2011/05/22 15:37:03

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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