「だけど私ね ウソの上手さは 誰にも負けないんだよ」
天井にのばした、イトに繋がったその手は震えていたっけ。
誰もいないのに手をのばした。まだからかわれている気がした。
いつか書き溜めた、やりたいことリスト 君に見せるまえにさ
のばしたその手に イトはもう繋がっていない。
何を掴んだの? 時計の針を 置き去りにして。
「ねえ ほら まぶた閉じて」
「ふーん やっぱ 騙されるんだ」
「...だめだよ 強くならなくちゃ」
患う本音を隠す
「やりたいことリスト」 君が捨てるまえにさ
僕が暴けば ウソツキだって言えたかな。
目を塞いでいた。一度手を繋いでみたかった。
「ごめんね、ずっと」
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想