ある日。
駄菓子屋には、ある2人が争っていた。
「むー、これ僕の!」
「こーれーは、私のです!」
外は雨が降っていて冷たい中、駄菓子屋店内の温度は暖かかった。
「あらあら、そんなに争わなくても、ほれ、もう1つあるよ」
駄菓子屋のおばあさんは見かねたのか、かりんとうが入った袋を差し出した。
「・・・」
ルワとモコは、一旦見つめて、
「分かりました、これが私が受けとっときますです」
モコが受け取る。
「・・・・・」
ルワは少しモコを見る目を変える。
「だって、それルワさんが買ってるかりんとうですから・・・これじゃだめなんですよね?」
「うん」
「なら、私はこれでいいですよ」
にっこりと笑いかけるモコ。
「・・・ありがとう」
ルワも嬉しそうに言う。

「やっぱり、あの2人って仲いいんだなー」
その様子を遠くから見ていたアカイトは言った。
「というか、モコの方がな」
バンは苦笑いしながら言った。
「そりゃそうだな」
アカイトも笑って頷いた。
ちなみにアカイトとバンは、1つの傘の中に入っていた。
いわゆる、あいあい傘である。
「あ、アカイトさんとバンさん、お久しぶr・・・ふわあああああ」
そこへマツキくんがやって来て、欠伸しながら挨拶するという離れ業(?)をこなした。
「よぉ、マツキ。久しぶりだな」
「相変わらず眠そうだな」
「はい・・・今日も寝不足で寝不足で」
ふわあ、と欠伸するマツキ。
「何でそんなに眠そうなんだ?」
アカイトがいつも気になっていたことを質問する。
「なんでしょう・・・体質でしょうか」
「・・・体質」
マツキの言葉を聞いて、アカイトはなぜか納得してしまった。
「そんな体質あるのか。今度、研究してみようじゃないか」
「そういえばバンって、みんなが遊びに来てから最近、まともな研究してないんじゃないのか」
「そうだな。だから、頑張ろうと言ってる・・・・・アカイト、実験台になってくれるな」
「・・・うん」
少し顔が赤くして、アカイトは頷いた。
「何の実験するんですか?」
と、マツキがたずねた。
「ちょ、それは・・・っ!!」
アカイトは慌てふためいた。
「それは、いくらマツキくんでも言えないな。済まない」
「そうですか・・・ま、僕には関係無さそうですし、そんなに気にならn・・・・ふわああああ」
「なんか欠伸といえば、マツキくんを思い出すな」
アカイトは欠伸をするマツキを見て呟いたのだった。



             一応、続く!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【亜種コラボ小説】 雨の中と駄菓子屋とかりんとうと2人は仲良くあいあい傘 【番外編】

こんにちは、もごもご犬です!
アップロードしくじって、やり直し・・・勘弁してよ。

今回は、前回の補足版みたいな番外編です!
ぶっちゃけ、モコとルワがかりんとうを取り合うシーンが書きたかっただけです←
やっぱり、楽しいです。何事も、楽しいのが一番だと思います><

次回は、また新たに亜種が出てくるか、あるいは、何を言っても「任せる」の一点張りの誰かさんから勝手に亜種を借りて出演してもらうかもしれません(笑)
どっちにしても、今日はもう作品は投稿する・・・ことはないと思います。早くて明日か・・・よく分からないんですけどね><

いつもコメント楽しく読んでます^^
それと、こんな小説を毎回読んで下さる方々!ほんとにありがとうございます!><
次回も、お楽しみに!



閲覧数:57

投稿日:2010/06/26 16:13:50

文字数:1,035文字

カテゴリ:小説

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