モナクシア

憂鬱を糧に曲を作った
聞くに耐えない歌声と
独立不羈の音楽が僕の頭の中を交差する     
自己満足を繰り返し
また一つ無駄な時を作り出す
そうやって存在証明
虚しさなんてとうにいなくなっていた

あの時ああにしていたなら
考え飽きた後悔を
思い込みを殺すように僕の中に押し付けている
醒めない夢を見ているんだ
そんな戯言に縋り付いている
自分がもうわからないんだ
もう知るつもりもないけどさ

低迷する僕を町のライトが照らす
もう何もかも無下にしてしまえ
冴えないままの悪魔は言った
ねじれた思想の奥にいたのは
腐敗した記憶だ

退廃した日々の中の
形を保たない幻想
廃れたままの自分自身を誰か愛してはくれないか
最低な生の意義を分かった気でいた
諦めがつかなかったんだ
何者にもなれないままで

正解を求め続けた結果
私情はもう錆びついていた
流れる価値のない日々は
過去の僕が望んだ物だった
それなのになぜか憂ばかり
僕をことごとく蝕んでいる
だれか教えてくれないか
正しい生き方ってやつを

呆れた思想を
繰り返しては
くだらないということを忘れて
無駄に真摯に向き合っている
これが人生っていうやつなら
とことんつまらないことだ
もういいだろう

退廃した日々の中の
形を保たない幻想
廃れたままの自分自身を誰も愛してはくれなかった
最低な生の意義を僕に教えてくれ
他には何もいらない僕を救ってくれ

退廃した日々の中の
形を保たない幻想
それは自分の中に残った
本心の塊だった
最低な生の意義は過去への償いだ
才能が欲しかったんだ
何者にもなれないままで
そうやって夜は明けた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

モナクシア 歌詞

先日投稿したボカロ曲「モナクシア 」の歌詞です。

閲覧数:155

投稿日:2019/04/29 18:21:53

文字数:702文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました