【A】
呼吸をする度、つんと冷たい空気が体を廻る
寒さが私を包んで、輪郭を震わせる
【B】
吐く息が白く昇るのをおもしろいと思った
無表情な君に伝わっているのか、たくさんの煌めくもの
【S】
どこまで駆けても君をはなさない
無音で微笑む君を抱きしめたい
雪は君を隠すように白く染め上げて
そっと そっと
口づけを
【A】
積もりゆく白に埋もれてしまえば、私もキレイになれるかい
白い世界は広がって上辺は美しい
【B】
汚いものがぶつかり合うのをおもしろいと思った
優しい君は知らないでいて欲しい、私の中に蠢くもの
【S】
何を賭けても君は譲れない
無常な心も君のものでありたい
陰は君を庇うように暗く奪い去り
切に 切に
口づけを願う
【C】
もう帰れない
もう戻れない
そんなことは初めから気付いていた
繋いだ手は離さないで
二人は大丈夫だよ
雪はまだ止まないようだ
さあ、行こう
【S】
どんなに欠けても君を無くせない
無言で語る君の声に靡きたい
嘘は君を護るように甘く飾り立て
深く 深く
口づけを
【大S】
どこまで駆けても君をはなさない
無音で微笑む君を抱きしめたい
雪は君を隠すように白く染め上げて
そっと そっと
口づけを
二人解け合うまできつく抱きしめて
ずっと ずっと
口づけを
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