けっこう無理めな超常サーチライト
重そうに担いで裏山 遠のく背中へ問いかける
「先輩、そろそろ休憩しませんか」
届く前に涼風 かき消していく
あなた見てる遠くの景色
ちょっとでいいから覗かせて
あたしそんなに霊感ないの
隠してる
夏の空 あの飛行物体
ふたりで捜す
ふっと映った横顔
はじけたエクトプラズマ
解明できないでいる
見上げたふたりいま
宇宙のまんなか
つかめはしないまま
青い夏は過ぎる
佇む鉄塔 夕凪めいて
気づけば止んだ蝉時雨
あなたに言った超常体験
あれ全部嘘ですよ
勘で作った心霊グッズ
なんか知らんけど使えてた
笑って済ますけどあなたなにか
隠してる
夏の夜 踏切 サイレン
あなたの姿
こっそり置いた放課後
残った最後のミステリ
解明しなくていいよ
夏のあの日 瞬く世界に
ふたりはいた
ちょっと触れた指先
伝ったテレパス
なぜか、涙が出そうになった
気づいていたんだ
ふたりシークレット
まだ言えはしないまま
最期の夏が終わる 終わる――
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あー、心の奥に沈んでたのかな...アリストラスト

n-buna
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