透明花火

微睡む、初夏の海辺で
潮風を肌に感じながら
明日は何もないから
もう少し思い出に耽る

嗚呼いつかの空に
嗚呼花火が咲く
もうあの頃には戻れない
思い出だけに咲く
透明花火

君といつかと望んだあの日すら
触れられぬほど遠く遠くへ行く
空に鮮やかに咲き誇る
花の色が消える
夢から覚めて終わる花火なら
見えなくても消えない一輪を
忘れないでいよう
君が透明でも
海辺に咲く一輪の花を

嗚呼霞む蜃気楼
嗚呼鳴る鈴の音が
暗い夜の海辺に僕を連れて行くんだ
君がいない

嗚呼触れなくて、儚く散る
あの花火のような
君を追い続けている
止まない雨の中を
嗚呼どうか消えるな

君といつかと交わした契りすら
叶わぬほど遠く遠くへ行く
夢で鮮やかに思い出す
君の髪が靡く
思い出に縛られ生きるのなら
忘れても消えない一輪を
忘れないでいよう
君がいなくなって
心に咲く透明花火を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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透明花火 歌詞

歌詞です

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投稿日:2022/08/03 17:28:07

文字数:391文字

カテゴリ:歌詞

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