記憶違いでしょうか?
君は笑っていました。
それはなんだかとても優しい疑惑です

唄という唄への疑問を
提議した唄ばかり謳っていた
ボクであります

さよなら
なんて美しい言葉でしょう
おやすみ
今宵も眠りは浅そうです

ふとした悪夢が
真夏に襲われた
これは何て某S氏の愚弄なんでしょうか?

真夏に鳴いたキミ色が
空海に溶ける
伝線で休むつばめは
寄添い合いイチャつく有様
「ひかれてしまえ」と
願ったある夏の一幕でした

寝惚けの所為でしょうか?
君は凍えていました。
それは一様とても悲しい目眩です

唄という波への憎悪を
提議した唄ばかり愛していた
ツケなのですか?

北風
まさに的確な言葉でしょう
応報
今年の真夏は冷えそうです

毎夜の悪癖
真夏の死にかけは
質の悪い某S氏の呪いなんでしょうか?

冷夏に響く冷汗が
深奥をつつく
路傍で腐る野猫も
否応無くイチャつく有様
「前者に倣え」と
腐ったある夏の夕暮れでした

いつぞやの
短命種の彼は言いました
夏は短い、と。
奇しくもボクは彼を踏み躙り殺した

真夏に告げた秘め事も
空海と暮れる
夕闇に荒む二匹は
逆巻きつつ見下す有様
「気分はいかが」と
笑ったある夏の終幕でした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

愁分の日

久しぶりにぼくらしいものが書けたと思います。

閲覧数:125

投稿日:2011/06/11 01:29:04

文字数:523文字

カテゴリ:歌詞

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