六花想歌(りっかそうか)
白い世界に佇んだ 孤独に独りで
降り積もる雪眺めたら無性に悲しくて
我が進む道 行先はぼやけて見えずに
耳に鳴り響く 劈く叫び声
守るためと誓って優しさ(こころ)を捨てた
後戻りはできない 貴方のためだけに
降り積もる雪 紅に染めて 可憐に舞い狂う
この場所を守り続て 春が芽吹くまで
愛し続けた その背を追って 手を伸ばそうとも
虚空彷徨うこの手が いつか貴方と交わる日まで
天に昇る月 何もかも 見透かされているよう
瞼の奥に映るは 懐かしい故郷で
手のひらに落つ 六花の溶けゆく儚さ
できるのなら 消えて無くなりたい
守るためと誓って友(なかま)を捨てた
これだけが君を救う 方法なのだと
降り積もる雪 紅に染めて 優雅に咲き狂う
この罪を抱え続て 桜芽吹くまで
愛し続けた その背を追って 手を伸ばそうとも
虚空彷徨うこの手が 何も掴めないと知っていても
六花舞い散る 涙 流れる意味も
分からず 想えず 何を目指してたの
守りたい それだけ頼りに
時は巡り 暖かい風 優しく頬掠め
さえずる小鳥の声 芽吹く桜の
無垢な白は 鮮やか染まり 優美に咲き誇る
この孤独溶け続て 心芽吹いてく
愛し続けた その背は遠く 手を伸ばせなくても
握り締めたその手に 想いはずっと有り続ける
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想