長い長い夢を見ていた
ハトのように空を飛んで
神様が落とした
星の欠片を集めていた
星が銀貨になる
そんなお伽噺は
とうの昔に捨てたはずなのに
藍が空を染めてくから
僕はここに立って耳を塞いで
音のない 誰もいない夜に
星が来るのを待っているんだ
白い白い今を生きている
星のように瞬いても
幻想(まぼろし)が解けたら
全部忘れてしまうのにな
僕は魔法使い
こんなおかしな秘密
どうして君に教えたんだろう
月が空を塗りゆく 嗚呼
僕は何を探しているんだろう
何もない 星のいないところで
望遠鏡さえ持たないまま
星さえ見えない 何にもなれない
こんな僕なら消えてしまえばいい
そう信じていたのに
愛が人を導くなら
僕はそれを探しているんだろう
知らない ありもしないものだ
君に会うまでそう思っていた
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