差し出された 言葉は種
胸の奥に そっと埋めて
連なる音を 拾い上げ
わたしの内を 廻らせる

やがて 芽吹いた
種は 詞(うた)になり
空を 目指し
伸びやかに 懸命に 育ってゆく

今 投げ掛ける ひとつの言葉(たね)から
連想し 連奏し 響き合う
どこかからわたしへ 根付き巡る 詞の根(うたのね)
胸に咲いた花は どんな色


差し出された 詞(ことば)は種
殻の中に そっと眠る
連なる音を 呼び起こし
あなたの内を 廻らせて

やがて 芽吹いた
種は 歌になり
空を 目指し
鮮やかに ひたすらに 育ってゆく

今 投げ掛ける ひとつの言葉(たね)から
連想し 連奏し 響き合う
わたしからあなたへ 根付き巡る 歌の根(うたのね)
殻を割った音は どんな色


悲しい日も 疲れた日も
歌の種は 目覚めを待つ
ざわめく予感 運ぶ遠雷も
去った後には 宝を示す虹


今 投げ掛ける ひとつの言葉(たね)から
連想し 連奏し 響き合う
あなたからだれかへ 廻り巡る 詞の音(うたのね)
胸を揺らす歌が 環を描く



 * * * * *


さしだされた ことばはたね
むねのおくに そっとうめて
つらなるおとを ひろいあげ
わたしのうちを めぐらせる

やがて めぶいた
たねは うたになり
そらを めざし
のびやかに けんめいに そだってゆく

いま なげかける ひとつのたねから
れんそうし れんそうし ひびきあう
どこかからわたしへ ねづきめぐる うたのね
むねにさいたはなは どんないろ


さしだされた ことばはたね
からのなかに そっとねむる
つらなるおとを よびおこし
あなたのうちを めぐらせて

やがて めぶいた
たねは うたになり
そらを めざし
あざやかに ひたすらに そだってゆく

いま なげかける ひとつのたねから
れんそうし れんそうし ひびきあう
わたしからあなたへ ねづきめぐる うたのね
からをわったおとは どんないろ


かなしいひも つかれたひも
うたのたねは めざめをまつ
ざわめくよかん はこぶえんらいも
さったあとには たからをしめすにじ


いま なげかける ひとつのたねから
れんそうし れんそうし ひびきあう
あなたからだれかへ めぐりめぐる うたのね
むねをゆらすうたが わをえがく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

詞の音(うたのね)【歌詞】

また忘れ去ってた……(←
同詞異曲の第5回・テーマ『めぐる』で書いた歌詞です。
選ばれなかったのでお焚き上げ(をするのを数ヶ月忘れていた)

今回は私には珍しくCメロを入れた構成で、ABS-ABS-C-S のつもり。
実はサビだけリサイクルで、この企画が立った当初に企画のイメージで部分的に降りてきていた歌詞を微調整して使いました。
あといつもの如く何故かセルフ縛りを増やしてしまい、過去4回のテーマ『虹』『雷』『予感』『たからもの』を歌詞に盛り込んでいます。

閲覧数:219

投稿日:2015/06/10 21:16:59

文字数:975文字

カテゴリ:歌詞

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