道行く現実へ 憧憬と逃避が交差して
血の匂いのする夏を 君と踏み越えた

罪の意識は その罪とともに
埋めてしまえばいいさ
本当だろうか 分からないまま

味気ない日々を噛んで声が震える
「あなたを殺して食べてしまうかもしれない」

君のとなりで不安が生まれて
不安定に揺れながら
君が笑うから それでいい

熱病 ほら 君を愛しているうちに
夜を駆け抜けていく
この鼓動が焼き切れるまで
救いを求め続けるから

傷が癒えても 痛みは憶えている
その理性だけを信じるしかないから

漠然とした 一生の約束で
明日を壊してそこに生まれたのは
隠せない罅

熱狂 まだ 君のとなりでいるうちに
もっと上手くやれたら
その衝動が間違いだと信じていられる
はずだったのに

嘘を吐くたび滲む体温に 堂々巡りで急かされて
踏みつけた罠が噛みつく前に
毒を飲んで逃げよう

熱病 ほら 君を愛していたいんだ
長い夜の果てまで
ねえ本能が二人を殺すまで
叶わない夢を見ていよう

平穏にはまだ遠すぎて
平熱にはもう戻れなくて
世界で一番 必要のない
怪物に成り下がっても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Ogre

閲覧数:418

投稿日:2012/11/04 04:33:34

文字数:480文字

カテゴリ:歌詞

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