あのね、私の中に本棚があるの
その一冊を読んであげるね
画用紙に散らばったクレヨンで
好きなモノを沢山描いていた
今日もまた真似した恐竜さんその仲間と敵さん詰め込んで
茶色灰色それと緑その隅に肌色が2つ
照れ臭いね誉められた嬉しさで
好きなヒトが大好きにかわった
それでもね扉から聞こえるの
その2つが嫌いになる音が
赤色青色それは想い好きと嫌いが混ざる
「そのままのパパが好きだよ」
そんな自分を恨んだ十年後の自分
「このままじゃダメだ止めないと」そんな自分はつくづく「バカなんだなぁ(笑)」なんて
胸に抱いた人形に約束したこと今も覚えてるよ
真夜中の泣き言に安定剤
好きなヒトに依存していたんだ
今日もまた甘えてさ
「死にたい」その言葉嫌いだって知ってたのに
桃色水色それを混ぜて好きな色「藤色=私」?
面倒くさい?慰めてほしいから
何回でも向かっては泣いて
それでもねまだまだ聞こえない
その言葉が聞けるまでは…
目隠しして歩いたら迷っちゃうよ?
だから手を引いてさ、また連れてってよ
どうせ叶わないだろうけどさ(笑)
「このままじゃダメ」って目隠し
口を閉じてもあるのは黒と黒で
「これならば君は満足?」
こんな私をどう思う?愛して愛した君
白い紙の隅の隅に君と私
手をつなぎ破れてオワリ?
私の色で目隠し君がいないよ?
金縛りの愛とかお嫌い?
呪っちゃうよ?ほらほら聞かせてよ
「その言葉で殺してちょーだい」
あのね、私の中に本棚があるの
その一冊のスケッチブックにね……
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