ため息ついた君に
そっと魔法をかけた
はるか遠い未来へ続く魔法――

雨上がり午後の街はキラキラと輝いて
見慣れた景色なのにとてもキレイ

ビルの向こうの空は痛いほどに青くて
心の奥深くを突き抜けてく

水たまりを跳び越えて駆けてゆく子供たち
忘れてたよあの頃のたいせつな気持ちを

七色の彼方消えてく鳥たち
ふざけたフリで手をのばしてみる
届かないことは分かっているのに
なぜか胸がチクチク痛みだすんだ

うつむいた足下でちいさな花が咲いてた
笑うように揺れてる力強く

遠回りしていこう　ゆっくりいけばいいよ
いつか辿り着ければそれでいいよ

躓いて泥だらけ　泣きながら笑ってた
あの頃のようにまた笑えればいいね

澄んだ青空にまた手をのばすよ
届かないこと分かっているけど
大切な気持ち忘れずにいれば
いつかきっと届くそんな気がするよ

輝く世界は君のためにある
空に叫べ！生きてく弱さを！
痛みや悲しみすべて受け止めて
小さな星でぼくら愛を紡ぐよ