綿雲見つめ 若草嗅いで
無価値に時を過ごしていた
羽虫の音も 小鳥の声も
ただ聞き流して
ただぼうっと過ごしていた
降り出した雨でさえ
意味のないものと決めつけた

過ぎ行く人は背中を丸め
何を思っているのだろう
そんなの関係ないけど

ツクシの枯れたその側で
アリジゴクの夢を見た
君がくれたアネモネは
どこに置いてあるだろう
それはきっとすり鉢の底
もう枯れちゃったかな


石ころ投げて 慌てた蛙
畦道駆けて君と遊んだ日々
時間は過ぎて 大人になって
ふと思い出す
君はきっと元気だろう
つまづいて濡れた日も
風邪を引いた日も笑ってた

やんちゃ坊主なあの子でさえ
夢を叶えたと言うのに
ボクは何をしてるんだろ

アネモネ植えたプランター
もう世話もしなくなって
ボクの好きな赤色も
褪せて黒ずんでしまった
だけどそっと額の中
君と微笑んでいる
今も綺麗なままで

スギナの萌える畦道で
アリジゴクの夢を見た
君がくれたアネモネは
どこで咲いているだろう
それはきっとすり鉢の底
まだ枯れちゃいないな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アネモネ【曲募集】

この詞に曲をつけて頂ける方を募集致します。
多少の改変をして頂いても構いません。

閲覧数:228

投稿日:2013/09/15 18:16:44

文字数:453文字

カテゴリ:歌詞

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