1
A
幸せの形のリングを指に
微笑む君の目が曇る
約束が嘘になってもいいから
心から笑ってくれよ
B
「今年の冬はきっと
雪も見れないな」
そう呟いた君は春を迎える
S
僕ら わかってたでしょう 手をつなぐこともできない
雪が散る春のように 今更もう「お待たせ」だなんて
要らないでしょう
2
A
夢見た未来の続きは君に見えないように
僕一人描き続けるさ
ハナから叶わぬ夢物語だって
分かってる
B
「『永遠』なんて信じられない」いつしか
零した君は今夜 永遠を誓う
S
僕は ただの臆病 君奪うこともできない
雪が散る春のように 誰一人幸せになんて
できないでしょう
間奏
求めていたのは「普通の幸せ」
ずっと隣にあると見誤った
落ちては溶けてく雪の花だった
S
君は 離れた場所で 幸せの形の中で
雪が散る冬のように
普通の幸せ見つけて
S
僕ら わかってたでしょう 手をつなぐこともできない
季節外れの雪は 冷たい風に彷徨う
雪の散る春
可愛い女の子の声で男性詞を歌われるのが好きで敢えて男性詞にしてしまいました。
叶うはずのない恋をして、ずっと一緒だよ的な約束(適当)もする仲だったけど、うじうじしているうちに結局、「君」は結婚してしまいます。好きな人と一緒になるという「普通の幸せ」すら、臆病な僕にはつかめませんでした。
ちなみに私の中では「僕」も「君」も男の子です。
でも叶わぬ恋がテーマなので、「僕」は男子生徒で「君」は女性教師でもいいし、「君」はめちゃくちゃ年上の女性、とか、好きに考えてもらっていいと思っています。
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