咲き乱れ舞い狂え 月の光に飽くまで
無垢なままでいようか 花冠の輪覗く
掻き立てる青い風 悲しみ知らぬ箱庭
変わらぬ明日を憂うなら重ねた手離せばいい
誰しも誰かの形代
繰り返す ここだけが美しいならば
小さきエデンから馳せる
名も知らぬ世界の向こう側を
私は行く 全てをここに捨て
この命 削がれて 壊れようとも
真なる朝日 私だけの旅路の果てに
何があるのか 砂でもいい掴み取りたい
手折られた花を見る 祈ることしか出来ない
不条理を知り悔やんでも道はそこにあるだけ
それでも人は微笑みを
幾星霜生きていくのが定めだから
儚い万物は萌ゆる
雪の下 耐え抜く強さを持つ
土にまみれた蕾の煌めき
箱庭で眠る私 知るよしもなかった
かつて聞いた御伽噺を
届かなくても紡ごう
膝汚し花護る子
温かい朝日差す
名も無き私は気付く
無機質な心 奥から
いつの間にか溢れていた愛のうた
だから進めるよ
喜び悲しみが芽吹く
愛した世界全て見たいから
どんな現実(いま)も未来からも逃げず
無力な自分赦して前に
平等じゃない
残酷かもしれない世界
それでも昇る
暁の空は美しい
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