<サビ>
箱の中のメランコリー
大きな不満はないけれど
僕は僕であるのかを
自問自答し続ける
<1A>
教室の後ろ ロッカーの上
座って眺める 高い目線
少し偉くなれた気分
足を揺らすようにぶらつかせる
1秒とちょっとの曖昧な間隔
嬉しい時間 つまらない時間
<1B>
いろんな時間が混じり合い
生まれる何かは
閑（しず）かに僕を締めつける
<サビ>
箱の中のメランコリー
楽しくないわけじゃない
だけど此処にいる意味は
分からないまま過ごしてる
<2A>
名前を呼ぶ友 飛び降りる僕
隣で笑う 同じ目線
何処か安心する気分
16音の聞き馴れたチャイム
名残惜しみながら終わり告げる
幸せな時間 悔しい時間
<2B>
いろんな時間が繋がって
膨らむ何かは
確かに僕を苛む
<サビ>
箱の中のメランコリー
外の世界はまだ遠く
憧れだけ持てるほど純じゃない
独りで立つのは恐い
<サビ>
箱の中のメランコリー
小さな夢はあるけれど
未来を決めるほどの願いか
確信持てず口閉ざす
<サビ>
箱の中のメランコリー
蓋は固く開（ひら）かない
錠を落とすための鍵は
何処か僕に似ている
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