揺れてる隙間から手を伸ばして
笑う君に焦がれる僕を
億年前に彷徨ったままの
光だけがそろり、照らした
影が伸びて曖昧な前髪
磨いただけの薬指
どこへ行ったの
挨拶もなしに
どこへ
淡く細まった満ち足りた瞳を
見つめられるだけ
僕だけの秘密、君と紡いだ
今は遠く蜃気楼
震える約束の指絡めて
解くときは泣いたらいいさ
遅れ気味に走り出したら
言葉だけがどろり、溢れた
僕の手には愛情の塊
磨いたふりの紛い物
どこへ帰ろう
目印もなしに
どこへ
甘く咽そうな大好きを熔かして
仕舞い込む嘘
僕だけの秘密 君は知らない
違う笑顔携えて
淡く細まった大好きを呼吸に
見つめられるだけ
僕だけの秘密 君に捧げた
今も無知の恋心
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