日常から足を踏みはずした 手をのばす事もせず
fall into the pits of hell

天まで積まれた異世界への扉は ガラクタのように黙って
それはそう、つまらないモノでしかなくて
あの人が逃げこんでしまう前に 灰にして
扉を閉ざして 永遠(とわ)に…

壊れた笑み星を轢き殺した 煌めく血の轍に
story recalls my childhood

天まで積まれた異邦人の言葉は あの人の心千切って
それはそう、恐ろしいモノでしかなくて
あの人がノブに手をかける前に 灰にして
誰かを 泣かせて 永遠(とわ)に…

空は空でしかなく
祈りはただ小さなため息
めぐる場所を探すために
魂を引き合わす
ひび割れた唇でも
かすれた音しか出なくても
愛しい人の名を呼んで
背表紙の隅に赤黒いシミ
それはそう、必然の中の
小さな旋律
あの人の世界の
酔いを醒ましてみてほしい
僕の舌に舐めとられて
灰になるその瞬間(とき)までに
人になるそのトキまでに
道になるそのトキまでに
不安になるそのトキまでに
罪に啼くその夜までに。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

book end

本(book)の 終わり(end)。
ブックエンド。

閲覧数:79

投稿日:2008/04/27 20:49:50

文字数:468文字

カテゴリ:その他

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