「今日も疲れた」なんて

僕が言えることじゃないけど

今日も目の前に映るのは

見慣れた白黒(モノクロ)の世界

ほんの少しだけ信じたモノは

跡形もなく崩れていくだけ

小さくてもちゃんと、

僕のには届いているんだ

嗚呼、この小さな世界には

僕の居場所はないのですか



見上げた空は青いのに

僕の心に光はないようだ

悲しいものだと

小さく笑う

無理して創り上げた僕の笑顔は

君の心に見抜かれたまま

儚く消えていくから






ほんの少し顔を上げて

当たり前のようにある空見上げた

「前に見たのは何時(いつ)」

気づいたら下ばかりを見ていた日々

騒がしいこの世界は

どうやら僕には不似合いな気がして

いつも逃げるように俯いていた



地面を濡らす雨に

思わず空を見上げた

空は青く雲一つもない

僕に似ている

いつの間にかできた水たまりに

僕の顔が映っている

「君は何をしているの」

そんな声が

聞こえた気がした





水面には

光を無くした僕一人

嗚呼、

「なんて情けないの」



今の

今の

今の僕はまるで天気雨のよう

本当は

誰かが手を差し伸べてくれるのを待っているのでしょう？

向こうの空には

美しい虹がかかっている

さぁもう一度立ち上がって

走り出すんだ

映った昔の僕を歪ませて