アスファルト数多の斑点は
誰かが吐き捨てたガムでした
どうしてそんなに黒いのか
吐き捨てたやつの腹の色か
そんな訳にもいかないか
擦られ踏みつけた情景画
ちょっとばかしの抵抗が
下向きの僕を嘲笑った
片足が歌う劣等な違和感
地面を揺らすトントン拍子
ケンケンケンで歩みたいな
パーになって初心が薄れるから

嘘吐きの墓まで互いが指を指す
非表示の温もり素直になれずに
気分次第で解決空き箱と思い込み
片手間の不安できっと締め付けるんだ

きっと唯一ハッピーなエンドは
はためく息の根を止めるくらいで
何もかもが滅びを望んでも
汚れた未練は消えないだろう
うつつ存在に馳せた思いも
全て恨まれ裏回れたままで
緩く結んだ靴紐を見つめ
解けたフリで俯いたままで

あっち向いてホイは四択を迫り
最初はグーとなりゃ三分の一だ
やるかやらないか二者択一に
すぼめた口のあくびを1つ
ちゃんちゃらな簡単な判断か散々な算段
はたまたまばらな万朶が団欒じゃ閑散だ
さっさ笹噛んだパンダは笑った
安泰なアンタは廃盤だサイナラ

本質ばっかで大変だ濃密風な思想回路
本日剥いだよアルメリア刃が無い鞘から大変革

嘘吐きと幼気(いたいけ)でめかしこんだ珍道中
杜撰(ずさん)、夜、悶える人前じゃ楽観中
気分次第で泣いてる鼻紙も濡れずに
道端のガムのようで笑えるんだ
嘘吐きの狭間で何かを抱えてる
非表示の温もり素直になれずに
気分次第で解決不器用な結び込み
片手間の不安がきっと締め付けるんだ