僕のもがいた跡が 君への道しるべだ

昔、そのまた昔 一人寂しい子狐が
昔、そのまた昔 神様に願いました
今も、そのまた先も 一人きりは嫌だから
今も、そのまた先も 傍に居てくれる人が

ほしい、ほしいんだと こんこん 泣いて
誰か 抱き上げてと 吼える日々
嫌だ、嫌なんだと 昏々 鳴いて
傍に、傍にいてと 言いました

君は寂しい僕を 優しく撫でてくれた
君の孤独が僕に ぬくもり分けてくれた


いずれ、訪れる日を 寂しがりな子狐は
いずれ、訪れる日を 別れまで数えました
まるで、呪いのように 傷つけると知りながら
まるで、呪いのように 最後まで隣にいて

ほしい、ほしいんだと こんこん 泣いて
ごめん、泣かせるのに わかるのに
嫌だ、嫌なんだと 昏々 鳴いて
傍に、傍にいてと 言いました

こんな勝手な僕を 優しく撫でてくれた
君に孤独を返す 僕なんて許さないで


月夜の晩に 息が止まった
最後の時も 君の傍
その瞬間の 君の姿が
悲しくて とても、とても痛くて


昔、そのまた昔 見つけてくれた君に
今の、そのまた先の どこかで会える様に

僕のもがいた跡が 君への道しるべだ
もがき、もがいた先に いつしか、会えるように

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ぼくのもがいたあとが きみへのみちしるべだ

むかし そのまたむかし ひとりさみ(しい)こぎつねが
むかし そのまたむかし かみさまにねがいました
いまも そのまたさきも ひとりきりはいやだから
いまも そのまたさきも そばにいてくれるひとが

ほしい ほしいんだと こんこん ないて
だれか だきあげてと ほえるひび
いやだ いやなんだと こんこん ないて
そばに そばにいてと いいました

きみはさみしいぼくを やさしくなでてくれた
きみのこどくがぼくに ぬくもりわけてくれた


いずれ おとずれるひを さみしがりなこぎつねは
いずれ おとずれるひを わかれまでかぞえました
まるで のろいのように きずつけるとしりながら
まるで のろいのように さいごまでとなりにいて

ほしい ほしいんだと こんこん ないて
ごめん なかせるのに わかるのに
いやだ いやなんだと こんこん ないて
そばに そばにいてと いいました

こんなかってなぼくを やさしくなでてくれた
きみにこどくをかえす ぼく(なん)て ゆるさないで


つきよのばんに いきがとまった
さいごのときも きみのそば
そのしゅんかんの きみのすがたが
かなしくて とても とてもいたくて


むかし そのまたむかし みつけてくれたきみに
いまの そのまたさきの どこかであえるように

ぼくのもがいたあとが きみへのみちしるべだ
もがき もがいたさきに いつしか あえるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

金色狐と愛し君

僕がもがいた先に君がいますように


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閲覧数:66

投稿日:2018/04/01 08:15:37

文字数:1,184文字

カテゴリ:歌詞

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