忘れようとしたことは忘れられなくて
憶えておきたいことは憶えてられなくて

あなたにとってはほんの些細な言葉でも
私にとってはとても悩ましいこと

理想と現実の狭間で今日も一人壁の中で
言葉にするのを躊躇っているんだ

気持ちは離れるほど冷め行くもので
だから見ないフリをして
跡形も失くなると思っていたのにな

あなたが私をどう思っているか
知ることは勿論怖いけど
確信持てたなら どれほど楽になろうか

色んな不安が募って 気持ちが渦巻いて
藤棚の下からあなたを目で追った

忘れようとしたあなたの誕生日
忘れていて欲しかった私の誕生日

自分がどうのこうのばっかで
大抵他人はどうでもいい
あなたについても当てはまらないだろうか

想像ばかりが先に膨らんで
あなたの心も決め打って
それでも諦めきれないこの私は
「砕けることを怖がっているうちに 離れてぶつかれなくなるんだ」
自嘲してみても捨てる気も告げる気も持てずに

ほらいつから生まれていたの
いつまで無くし切れないの
気付かないうちに取り憑かれていたの

あなたと居たいって思うほど
この距離が苦しくて
あなたと深く結びつくほど
何度も悪い夢を見て
いつかのお別れがどうしようもないほど
悲しい

気持ちは離れるほど冷め行くもので
だから見ないフリをして
跡形も失くなると思っていたのにな

忘れようとするほど胸にこみ上げる
「好きな人は」と問えば浮かぶ
私に足りないのは勇気だけだろうか
色々言い訳して私は誤魔化していくのかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

Lilas

閲覧数:61

投稿日:2018/07/24 23:58:01

文字数:646文字

カテゴリ:歌詞

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