「プロローグ」
手を繋いで歩いた
あの頃の思い出が
僕には 思い出じゃなく始まりのまま 続いて
長い 長い 階段を
数をかぞえて 競って登った
長い 長い プロローグ 僕だけのプロローグ
君はとうに ずっと 先
一歩前を歩いて
少し会話も減って
いつの間にか 君の視線は遠くの誰かへ 向いてて
長い 長い 階段を
駆け上がったら 言いたかったんだ
少し 長い メッセージ 僕からのメッセージ
君はきっと 困るよね
長い 長い 物語
同じ速度でずっと いる気がしていた
長い 長い プロローグ これでやっと終わり
君は何も 知らない ずっと ずっと
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