五日前、星に告げられた
あなたと私の誓いの調べ
あなたと一緒になれるのだと
嬉しくてその胸に飛び込んだ

四日前、君と話した
君はどこか落ち着きがない
「素敵なお祭りになるといいね!」
君の笑顔が何よりも愛しくて

星が降る夜、契りを交わす
満月を映すあの湖で
手を取って、誓いの言葉
早く早くその日が待ち遠しい!

三日前、
「祝祭の儀は神様に歌と舞を捧ぐ」
告げられたその言葉に
 君が青ざめたのを見逃さない
告げられたその言葉は
 ちょっと聞きたくなかったかもしれない


二日前、私は知ってしまった
儀式は止めなければいけない
どうしよう、早く逃げ出したい
花嫁衣装の前でため息

前日、君が言い出した
祝祭の儀をやめたいなど、と
理由はわかっている
だから、君の言葉に耳を傾けない

「やるよ、祝祭の儀」君は頬を膨らませた
「わからずや!」そう君が叫んだ
「そんな意地悪言うだなんて!大嫌い!!」
そんなにも嫌なの?

「嫌い、大嫌い!!」そう怒る君
でも、答えは知っているから
「で、本当は?」そう聞いてみたら
「…だいすき」これだから君は可愛い

君の手はオレが引くから
大丈夫、成功するから
踊りが苦手な君だけど
安心してよ、君の側にいるから

(そういえば、
前、ステップ踏んで盛大に転んでたよね)
(い、言わないでよぅ…)
(あはは、大丈夫大丈夫。オレに任せてよ、ね?)
(そのときは、絶対に手を引いてね?)
(約束する


君の言葉は本当に不思議なの
あんなに不安だったのに安心してる
「ずっとあなたの側にいさせてね」
そっとあなたの頬にキスをした

今日は満月、オレと私が
永遠の誓いを交わす日
君の手を取り、歩き出そう
誓いの言葉を口にしながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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【鏡音リン・レン】祝祭前夜【鏡音誕生祭2018】

閲覧数:293

投稿日:2018/12/31 14:52:14

文字数:737文字

カテゴリ:歌詞

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