目の前にゆらゆらと
揺らめく私が見えますか
崩れ落ちてゆく街に
燦然と輝いた
文明社会の危機が訪れて
永く続いていた日々に
今日はさようなら
命名してよ今度
怪獣バリにどうぞ
駆けずり回れもっと
怖いもの知らずで泥だらけの
彼奴らの様に
いつも通りの朝に
君がみていた幸せが
名前のない何かに変わる
いつも通りの朝に
君がみていた幻の化けの皮が
剥がれて落ちる
命名するよ今度
怪獣だらけでも
這いずり回りきっと
怖いもの知らずで泥だらけの
彼奴らはいいな
いつも通りの朝に
君自身が幻を
名前のない何かに変える
いつも通りの朝に
まだ見知らぬ裏側を覗き込んで
名前をつける
いつも通りの
こんな朝に
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