手に取った林檎は真っ赤な顔で
あぁ、まるで昨日までの自分みたいだ
小さくそう呟いた心の中は
今じゃ冷たい雨が降る
すれ違う度に、声をかける度に
煩いぐらい高鳴った心臓も
他の人と同じ動きをするなら
もう いらない
いつだったか君と出逢って
恋に堕ちたのは自分だけ
叶わぬ恋に振り回されて
それでもいいなんて思ってたのは
そこに君が居たからだろう?
「好き」なんて、勝手に動いた口が悪い
「ごめん」返事は聞かずとも
分かっていたのに
予想以上にダメージを受けてる自分
君の口から否定されるぐらいなら
いっそ消えてなくなりたい
真っ黒に淀んだ景色の中で
もう 何も見えない
時計の針の音だけ響く部屋
考えることは何もない
永遠と続く黒へと足を進めたのは
もう君が居なかったから
踏み入れた先に 待ち受けているのが何だとしても
もうどうだっていいこと
だって、自分の生きてる意味なんてもうないだろ?
不意に引っ張られた左手
黒の景色が一変する
目を見開いた先には
どうして君がいるの?
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