電池が切れるまで
それまでの繋がりで
泣くだけ泣いて
それから、

泪のしずく
落ちたら滲むディスプレイ
読めないよ、君からの文字
遠くまで聴こえない


ぽつり、ぽつり、雨粒が落ちてきたようですね


傘がないの
だから濡れるの
だから見上げるの
隠して頂戴
イヤフォンと
ザザ降りの
雨のおと

電池が切れたらそれまでの
たったそれだけの繋がりで
満足?
――満足。

たまには声が聴きたい、なんて
わがままなんて言わないから

充電器はどこに忘れたのかな
早く繋がりたくて
もっと繋がりたくて
でも、

繋いだ先は圏外。


さいごのことば。

『さよなら』の文字だけ
滲んで、滲んで、滲んで。
読めなくて、
見えなくて、

『さよなら』の意味だけ
滲んで、滲んで、滲んで。
解らなくて、
知らなくて、


電池が切れるまで
それだけの繋がりでも
もう少し、あなたを知っていたらよかったかな、なんて、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

電波

閲覧数:37

投稿日:2011/05/21 23:50:44

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

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