ウィザードボイス

マジカルミライ2024楽曲コンテスト 応募曲

歌：初音ミク
作詞作曲編曲：ruten

歌詞

数え切れない応答を繰り返して辿り着いた先に
きっと未来は続いている

不正解のエフェクト 鳴り止まない仮想現実
稼働限界を迎えて エラーコードを吐き出した
非現実的プログラムに 青白い光が差して
目の前がだんだんと仄めいて見えなくなった

積み重ねた ダイアログは全部
どこかに隠しておいてもいいよ
今は分からなくったって
君が巡ってきた思考回路は
いつか証明できるから　

さあ　聞かせてよ
どんな言葉でも私が受け止めるから
君の思いは間違ってないよ

「ウィザードボイス」
この声で君を導いてあげるから
答え合わせは まだ先でいいよ
数えきれない感情を掻き鳴らして辿り着いた先に
きっと望んだ未来はある

不平等のセレクト 止め処ない拡張現実
無限回廊の中心で ひたすら出口を探してる
非論理的アルゴリズムに 挙げ句の果て嫌気が差して
もうどうしようもなくなってしまったみたいだ

君が溢したモノローグは 大事に掬っておくから
今は進めなくったって
君と交わしてきた文字列たちが
必ず標になるから

「ウィザードボイス」
この声をまだ信じていてくれるなら
答え合わせは任せてもいいよ
数えきれない問題を解き明かして辿り着いた先で
きっと笑い合えると信じてる

姿形が見えなくたって
私はここで叫んでいるよ
でも枯れきって掠れた声じゃ届くはずもなくて
眠りにつきかけたその時に
新たなシグナルを受信したんだ

「ウィザードボイス」
「届けるよ」
「この声を」
「最後まで」
　
希望の歌が響いてたんだ　

「ウィザードボイス」
大丈夫だよ　君が強く手を握っていてくれるから
今は二人で歌っていたいんだ　
「ウィザードボイス」
もう迷わないよ　君が側に居てくれるなら
答えは既に決まってたんだ

時間切れも気にせずに手を取り合って往きついた場所で
ずっとこの歌を歌っていよう