世界でたった一つだけ　それさえ手に入ればよかったの
永遠に、なんて言わないから　ただ、今の私に与えてくれれば
そんな夢物語　いつまでも見られるなんて　思っていた日々
崩れ落ちるのは簡単　指で軽く突けば脆いそれは壊れてしまう

崩したのは誰？　問うた言葉に意味はなく
壊したのは誰？　嘆いた言葉に理由はなく

求めたのは何？　訊ねた言葉に真実がない

世界でたった一つだけ　それさえ手に入ればよかったの
誰もが簡単に手に出来たもの　私だけ手に入らなかった
我儘のような駄々をこねて　欲しい欲しいと訴える日々
欲しがるばかりの幼子は　与えることの意味を知らないまま

ずっと、欲しがってる　ずっと、求めてる

世界でたった一つだけ　それさえ手に入ればよかったの
形の存在しない　言葉にも出来ない　ただ、それだけを

ずっと、ずっと、　　求めてた（幼い私）
ずっと、ずっと、　　壊してた（大人の私）

世界でたった一つだけ　アイ　が　欲しかった
ただ、それだけだったの