不文律
BPM208
ペンを走らすような
誰かに言いたいこともないけど
胸を喰わすような憶いを
噤んでいるまま 不文な心象
人に寄せて嘆いた
受け売りの口じゃ言い足りないもの
僕は貴方に為れない
そんなの疾うに分かってる
紙に書いたまま吐いて捨て
残ったのは何なのですか
口を閉ざしたままじゃ
息が詰まるの
普通ってなんでそれだけで
居づらくって仕方ないんだろね
きっと僕は居なくたっていいやと
思うんだ
僕を詩に書いたなら
歌って歌詞に為れんだから
幾千の不安もずるいも全部
詩になればそれでいいから
言葉よ蝶になっていけ
歌って羽ばたくように思えたのなら
誰も変わんないの僕と
見せかけだって言えるから
曲げ伸ばした
か細くて傷んだ手
掴んでいたものは
刃が付いた自尊心だった
誰が決めた
当たり前に憚って
醜いルールを下げて
白花を摘んでいる
口を衝いたままに書かずして
残ったのは建前ですか
つまらないよ主義主張
偽っていいですか
思ってたってそれだけで
言わなくっちゃ伝わらないんだろね
きっと聞く耳なんてもないだろ
このままだ
僕が詩を書いたなら
歌って歌詞に為れんのかな
いつだって孤独だこの気持ち全部
唄になって仕舞えばいいから
言葉が蝶になっていく
夢か現か迷っているからさ
足りない僕でいいんだろ
知りたいなって思うから
いつからか
憧れていた曲書きの
見ている世界を知りたくて
心の形もその色、匂いも
僕の詩にしちゃいたいから
胸に残るのは夏の創
花の匂いも忘れて
夢が覚めて
有体な
僕を詩に書いたのだ
謳って歌詞に為れんだから
幾千の不安もずるいも全部
歌に為ればそれでいいから
言葉よ蝶になっていけ
歌って羽ばたくように思えたなら
この意味なんてない僕を
幸せって言えるから
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