白い冷たい 雪が私の
スカートを濡らした
ブレザーの襟に 風が吹いて
少し足早に 家に向かう
マフラーの黒に ふわり
昨日まで 暖かかった手は
今ではもう 冷たくて
「ありがとう」 の声が今でも‥
少し高い 君の背中には
もう届く事は無い
「今日も寒いね」「手を繋ごうか」
君の声がした
後ろ見てももう 君はいない
「悲しくないよ」少し笑う
なのに、何でだろう ぽたり
「どこ行くの」「一人にはしないで」
「寂しいんだ」「どう‥して」
最期の言葉 忘れはしない
この雪降る 街の景色さえ
もう届く事は無い
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