鬼ノ棲ム森
投稿日:2008/04/20 04:07:57 | 文字数:460文字 | 閲覧数:1,800 | カテゴリ:歌詞
大分前から書いてた和風な詞がようやく出来ました。
今回の詞は特殊な読みが何箇所かあるので
興味のある方は前のバージョンで見てやって下さい。
長過ぎたので色々削ったら説明不足感が否めないですね・・・。
片目が赤く生まれついた所為で「鬼」と呼ばれた少年と
先を見通す力を持ち「白夜ノ巫女」と崇められた少女のお話。
詳しい事はブログの方で補足しようと思います。
前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。
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フクロウさんにイメージイラストを描いていただきました!
http://piapro.jp/a/content/?id=sswy8k0snmstl2od
この詞の全てが詰まってます!
それくらい細かく描き込まれてます。
フクロウさん、本当にありがとうございました!
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cheppさんに曲をつけていただきました!
http://piapro.jp/content/jh3qky226u2l7b28
かなりの長い間お手を煩わせてしまった超大作です!
素晴らしい出来です!
本当にありがとうございました!
「赫イ片眼ヲシタ<奴>ハ鬼ノ子」
忌み嫌われて他人を憎んだ
宵に紛れて 独り啼いてた
誰しもが耳を塞ぐ中
背中に近付く小さな影
恐れを知らぬ無垢な眼差し
睨みつけても牙を剥いても
優しく頭を撫でてくれた
初めて触れたヒトの温もり
零れ落ちる大粒の泪
乾かす様に吹く一陣の風に
揺蕩う髪が甘く馨っていた
夜が来る度 逢瀬を重ね
真白な笑顔に救われていた
永久に思えた刹那を裂いて
紅蓮の光りが闇を燃す
「誑カシタルヤ白夜ノ巫女」
怨み辛みを吐く男達
「穢レシ者ハ灰ニ還レヨ」
老婆が手合わせ鬼を呪う
何が何だか解らない儘
奔り抜ける燃え盛る森
清めの湖に辿り着いた時
ふと見上げた空には月さえもなく
畔に佇む影ひとつ
ぽつりぽつりと唄 口遊む
「現世ニ<鬼>ガ存在スルノナラ 其レハ<人ノ心>デセウ」
光り失くしたその眼は赫く
脚を伝う緋色の雫
「決シテ誰モ悪クハナイノ」と
呟いた聲は静かに震えた
怒りに狂い 嘆きに堕ちて
真の鬼へと化す前に
共に沈もう 手の届かぬ水底へ
哀しみだけそっと溶かす様に
作品へのコメント15
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その他
>cheppさん
こんばんはです。動画制作お疲れ様でした。
早速拝見して来ましたが…素晴らしいです…!
ちゃんと物語に沿っていて感動しました。
絵師様方にも感謝です。よくぞあんなに場面を切り取ってくださって…!
こちらからは何もいう事はありません。
本当にありがとうございましたw
え、「つづく…」って…?!「つづく…」って何ですかー?!
私はどういう心持ちでいれば…?!(´Д`*)2008/09/14 22:28:09 From サカノウエ
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ご意見・感想
お世話になります、cheppです。
やっと動画公開できましたのでお知らせに参りました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4621503
いつものごとく、内容に関するご確認をよろしくお願いいたします。
ぐぬぬ…今度やるときは、もっと効率よく作れるようになりたいです~
それではまた。
つづく… (?)
2008/09/14 18:08:50 From chepp (ちぇっぷ)
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その他
>cheppさん
こんばんはですー。
きっとその時間で着々とレベルアップされているのですよ。
音楽が作れる方は本当にすごいと思います。
>速い曲に~
あぁやっぱりcheppさんもそう思われていたのですね。
詞を書く時点で緩急つける所を同じ箇所にすればまた違ってたのかも。
色々勉強になります。ただでさえ好き勝手書いてるので今度からはちゃんと意識してみます。
「罪薔薇」の動画はじわじわ伸びてますね。
私にとってニコ動&初音ミクデビューの曲なので感慨深いですw
「オフボーカルver.の制作要望があった」と、いう事は…ドキドキです(´∀`*)
不思議な作り…普通はすぐに出力出来るものなのでしょうか…未開の地過ぎる…
音楽の事は本当分からないのでどんな作業になるのか皆目見当も付きませんが、そちらもよろしくお願いいたしますね。
いえいえこちらこそいつも自己満足の物語を素晴らしい世界に構築してくださってありがとうございます!
そのおかげでまた新たな物語を生み出す刺激になりますので。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。2008/08/26 03:18:09 From サカノウエ
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ご意見・感想
こんばんは、cheppです。
多分解決のしようがないことを解決しようとして多くの時間を消費していたのだと思われます。
もっと判断力やら決断力が欲しいです。
「もっと速いテンポかと思っていた」というのは当然。私も速い曲になるはずと思っていたのに。
これについての解説は私のページのお返事枠に。
「罪薔薇」オフボーカルver. の件は、動画の視聴者コメントと私の方の曲ページに制作要望があったためです。
これもすぐにカラオケを出力できない不思議な作りで、いったい何をやらかしたのだ当時の自分…
いつも私の乏しい想像力と創作意欲に刺激を与えてくれて感謝いたします!
それではまた曲ができることがあった時には、よろしくお願いいたします。2008/08/25 01:40:47 From chepp (ちぇっぷ)
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水星のレモンの樹
水星に高くそびえるように育ったレモンの樹
君が楽しみにしている僕のレモンティー
ねぇ
泣かないで泣かないで 今すぐ摘みに行くからそこで待っていててね
君の祈る姿に世界は嫉妬しているだけなのさ
水星のレモンの樹
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機械人形
美しく着飾り 妖艶に舞い踊る
わたしは機械人形
永遠を手にした 血通わぬ身体で
他人の体温 求めている
明滅する 翡翠の瞳は誘う
機械人形
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青のからだ 薄紅色の薔薇
彼のからだは深い青を纏う
青色の髪に青色の眼 真白い肌にうつる水底
彼の中にはひとつぶの種が宿る
真紅の色を抜かれ 青に染めるため造られた種
彼から芽吹いた小さな薔薇が嘆く
青のからだ 薄紅色の薔薇
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重罪ノ獣
生まれて来た事が
罪だというのなら
生き続けていく事は
罰なのでしょうか
もしもこの祈りが
重罪ノ獣
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ユメニサクハナ
その花弁に触れた瞬間
詩が聴こえた気がした
それはあまりに心地好く
耳に馴染んで離れずに
まるで夢の様な感覚に溺れ
ユメニサクハナ
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【KAITOで】人植物【パラレル歌詞物語】
1.
博士はずっと水をあげていた、口笛を吹きながら。
博士はずっと様子を見ていた、話しかけたりもして。
「まだ咲いてないね。」
博士はずっと夢を見ていた、この花の目が開(ひら)くのを。
【KAITOで】人植物【パラレル歌詞物語】
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神騙りの愚者への断罪と懲罰
粛正だと剣を振るうは
愚かなる神に魅入られた人々
荘厳なる聲を聴けよと
血走る眼で騙り継ぐ栄光
罪には罰を 穢れを禊ぎ
神騙りの愚者への断罪と懲罰
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罪薔薇
君へ捧ぐ 愛の言葉を
語り続けど 未だ終わりは見えず
責め立てる 棘の蔓が
首に巻き付き 溺れてしまうわ
深く
罪薔薇
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胸ノ奥、黒百合ハ咲ク
灰色の空 鴉が啼いた
これが「全ての始まり」だと
瞼の裏で懐かしむのは
遠い彼の日の約束 指切り
そっと
胸ノ奥、黒百合ハ咲ク
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last doll
砕け散る 硝子人形
転がった その碧の瞳
貴方が 好きだった この色を
私に 纏わせて
狂いだす 運命さえ
last doll
ココでは基本的には詞書きです。
只今無期限で活動停止中。
現在UPしてある曲募集中の歌詞はご自由にお使いください。
メッセージはちょくちょく確認しますので。
よろしくお願いいたします。
ほぼ宣伝のみのサイト↓
【藍色メランコリア】 http://melancholia.skr.jp/
参加作品のマイリスト↓
http://www.nicovideo.jp/mylist/5765146
ついったには sakanouesan で居たりしました。が、
色々思うところあってやめちゃいました。今度こそもう二度とやらない。