商店街の八百屋の横道 深く深く落ちた太陽の亡骸を裂いて走れ

勝手口を右に折れた先の電柱を足がかりにして
飯田さんちとお肉屋さんを隔てる塀を道なりに
越野さんちの平屋の屋根を対角線に
この前できた斜めのマンションを横切って直進

今宵再び開かれる
世界と社会の隙間に埋まった命
つまみは持参 主賓への土産は善意を敷いて待て
宴は寝待月 来賓には会釈など一つ添えて往け
世界と社会 
次元と次元 
世間と世間に埋まった命

アウトサイダー今宵無礼講
人でない者 人でない物 人とない者
心酌み交わし朝になれば

私たちは魚屋さんへ赴くだろう
後片付けはスムーズに
相互協力を忘れず 示し合わせの必要もなく

帰り道は下水道 何でもない一日が終わる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

[即興詩]【アウトサイダー集会所】

猫とお題をいただいたので。
└→猫の集会場→人間は入れない→じゃあ猫以外も入れてよくね?

という感じ。
勢いで書いたので意味不明さは最高潮。
仰々しさと商店街のギャップを感じてもらえれば幸い。
来賓の中には、見慣れない未来的な姿をした緑色の女性の影もあったそうな?

閲覧数:75

投稿日:2008/06/28 03:55:46

文字数:322文字

カテゴリ:その他

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