海辺の砂　海を見つめ　石を拾い　握りしめる
街の音が　うるさすぎて　一人ここに　立ち尽くしてる

寄せては返してく　波間に足をつけて　一歩ずつ歩いてく
静寂に身を任せ　潜る

泡と共に深い闇に堕ちてゆく　呼吸をするのさえ忘れている
苦しさなどは感じずにいた　体は自然と馴染んでいく
求めていたものがそこにあった　静かに体流れてく　

深い海の　中に沈む
瞳閉じて　波に預け

握りしめた　真珠一つ
形見のよに　大事にして

海の色が深くなり　私は泳ぎ始める
自由になっていく　広い世界の中　ひとり

地上よりも広い世界の中　私は人魚姫　解き放たれた
喧騒を忘れ泳ぎ続ける　ゆらりゆらり　思うがまま

魚たちと戯れながら　地上のことを忘れていく

気づいたら笑っていた　私がいる場所　ここだ

地上よりも広い世界の中　私は人魚姫　解き放たれた
喧騒を忘れ泳ぎ続ける　ゆらりゆらり　思うがまま

魚たちと戯れながら　地上のことを忘れていく