全てを包み込んだような
紅(くれない)色の街
銀杏の絨毯の上で
芋を焼いたさ
青さを忘れた空は
足元を暗くする
いつもの調子でいた
車のランプ

まだ遊び足りないんだ
ちょっと待ってくれよと叫んで
門限が早くなった彼女の腕を捕まえた

とんぼが肩に乗った
19(ひち)時頃(ごろ)のこと
結局帰らされた1人きりの夜
花火とか言い訳して
返したくなかった
鈴虫の音に包まれ慰められる俺

言い訳を積み重ねる
夏が我儘許しすぎたから
歯止めが効かなくて
振られたのは秋の帰り
もう一度やり直させて
今度は俺も大人になるから
だから紅(くれない)色の
唇でキスをして

帰り道 転んで栗の棘に刺された
俺って本当にダサいなって自嘲した帰り道
もう二度と会えないよ
夏の俺が好きなんだろ
カッコつけて暑さに溺れたオレの負け

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夏で終わる恋

kikorinさんの作品 https://piapro.jp/t/14_o
歌詞応募させていただきました。

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投稿日:2024/08/14 16:59:29

文字数:357文字

カテゴリ:歌詞

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