【無条件降伏】 (feat.重音テト ゲキヤク)

能天気な悪魔が日常を跋扈して生きつないでいる
自分が必死な故誰かを淘汰して生きている声がする
竦動だけ覚えて楽観を覚えずに大人になっていく
馬鹿にされる人ほど馬鹿にされることをすると分かっている
まあ、そうか

明日死のう　明日死のうって
大切にしてきた希死念慮が腐って異臭を放った

いつだって僕たちは自分が可愛くて
蔑んで殴って威張って奪って生きるのでしょう
住んでる世界は平和で　でも幸せじゃないって気づいてるって
満たされないやりきれない近い未来描いた逆相
そのくせまた僕も過ちを繰り返して
自己嫌悪ばっか生んで立って泣いているのでしょう
生きてるだけで偉いって　そんな訳ないって分かってるって
もっと　もっと　叫んでやって

吐き捨てた称号と
いけ好かない胸奥と
黒く塗った鏡像を嗤ってくれ！
とりとめなく茫然と
思い出したモーメント
斯く濁った今日を裁いてくれ！
堪え忍んだ箝口と
生きる意味の反証と
血に塗れた惨状を与えてくれ！
みすぼらしい昨今の
瓦解してる感情がもっと
分かんなくなるの

囂囂と舌を巻くほど脆弱な人間が群れを成して
あからさまになる愚案と　正当化された結末を殴って
なりたがりの正義は僕を悪役に仕立て上げたらしくて
粉々にされた期待と　最後に残された生存本能

馬鹿にしたい次第　死体理解しないみたい
「イタい時代」「非才」嫌い以外議題にない
終い機械以外視界にないみたいなただ！
腐敗由来の「うるさい」　洗いざらい話したって埒が明かない
「生きていて幸せですか？　そうですか、じゃあ死んだらいいじゃないですか―」
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ！

いつだって僕たちは独りじゃ虚しくて
割り切って裂いて継いで接いで生きるのでしょう
悪意に負けて死んだって思われたくないって嘆いてたって
救われない助からない狭い世界になった今日も
どうして僕はまた不可能があり余ってて
「間違ってた」って立って泣いて思うのでしょう
後悔ばかりじゃないって　そんな訳ないって分かってるって
もっと　もっと　叫んでやって

際限なくとうとうと
溢れ出す自傷感情
とめどのない暴走を与えてくれ！
生きることの正攻法：
心だけはエスコート
遠く見えた冷笑を涸らしてくれ！
深く切った外傷と
貼りに貼った絆創膏
生き地獄の観想を暴いてくれ！
あなた方の眼孔を
あなた方の残像をもっと
斯くして駁してやる！

分かってたよ僕は思想犯で
エスプリばかりが壊疽していく
今更何も失わないけど　今更何も得られないけれど
それじゃあ生も何もないじゃないか
人を人たらしめる生存本能が
抱え込んで反芻して発酵して取り返せなくなった
聡明になりきれないなら躁も鬱もなくなってしまえばいいのに

いつだって僕たちは自分が可愛くて
蔑んで殴って威張って奪って生きるのでしょう
住んでる世界は平和で　でも幸せじゃないって気づいてるって
満たされないやりきれない近い未来描いた逆相
そのくせまた僕も過ちを繰り返して
自己嫌悪ばっか生んで立って泣いているのでしょう
生きてるだけで偉いって　そんな訳ないって分かってるって
もっと　もっと　叫んでやって

吐き捨てた称号と
いけ好かない胸奥と
黒く塗った鏡像を嗤ってくれ！
とりとめなく茫然と
思い出したモーメント
斯く濁った今日を裁いてくれ！
堪え忍んだ箝口と
生きる意味の反証と
血に塗れた惨状を与えてくれ！
この歌を嗤った人間をもっとお前をもっとずっと
斯くして駁して！
殺してやる！