暦告げる円は春模様
私を呼ぶ艶と言の花
誰に返すコトもなくて
一人食べた円いお菓子が
甘くて 甘くて
首を絞めたんだ
甘酸っぱいラズベリーに誘われ
最後の一つを手に取った
ピンクの下に見えた白に
私は気付くわけもなく
「これは何」
誰に返す言もなくて
ホワイトチョコレートが
甘くて 甘くて
首を占めたんだ
上手く過ごせない うまく過ごせない
貸しも返しもできないこの日々
臓も腑もボロボロだ
上手く過ごせない うまく過ごせない
雪に花吹雪かけたチョコレート
私の口からこぼれ落ちた
何もかもボロボロだ
春はまだ来ないみたいだ
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